原酒という言葉をご存知でしょうか?
日本酒を作る工程の中では、通常は水を加えてアルコール度数を調整する「割水」という作業があります。
割水をした日本酒はだいたい15度程度のアルコール度数に調整されるんですね。
原酒はこの「割水」をせずに出荷された日本酒の事を指します。
よってアルコール度数は通常よりも高く、18度以上になることも。
しっかりと濃厚な味わいなので、日本酒の味をダイレクトに楽しみたいという方にオススメです。
ただ、アルコール度数が高いので、一度にがぶがぶ飲まずに、少しずつ味わいながら飲んで下さいね。
水と交互に飲んだり、氷を浮かべたりして飲むのも良いですよ。
写真のお酒は、島根県李白酒造の「李白 純米吟醸 山廃仕込 原酒」です。
実は、私が初めて飲んだ原酒なんです。
大阪にある百貨店のデパ地下を歩いている時に、たまたま日本酒の試飲コーナーを見つけて、そこに立ち寄ったのがきっかけ。
李白酒造の方に「百貨店限定で作ったのがこの商品なんですよ」と言われ試飲したところ、その力強い味わいをすっかり気に入ってしまい購入しました。
けっこう前に買ったのですが、飲み切るのがもったいないので今でも大事に置いています^^
原酒として出荷されている日本酒の量はそんなに多くはないですが、それなりの規模の売り場には置いてあると思いますので、ぜひラベルをチェックしてみて下さいね。
たまには濃~い酒で、一杯。
日本酒ライフを楽しみましょう!