今回ご紹介するのは日本酒の定期購入サービス「KURAND」で2015年4月に届いた数馬酒造のお酒です!
銘柄「竹葉」を展開する数馬酒造の五代目蔵主である数馬嘉一郎氏は、なんと24歳という若さで蔵を継いだのだとか。
そんな若き蔵人が地元能登の原材料にこだわって醸した日本酒は、世界でも認められ始めています。
日本四大杜氏のひとつ「能登杜氏」
能登杜氏は日本四大杜氏としても知られ、これまで数多くの杜氏を生み出しています。
南部(岩手県)、越後(新潟県)、但馬(兵庫県)と並び、日本四大杜氏に数えられる職人集団。
その高い技術は『能登流』と呼ばれ、
これまで多くの銘酒、名杜氏を生み出してきた。
そして能登杜氏の中でも卓越した技能を持つ4名は「能登杜氏四天王」と呼ばれるようになりました。
(記事執筆時点で現役であることを確認できたのは農口氏と中三郎氏)
【開運】の波瀬正吉氏:静岡県掛川市「土井酒造場」
【満寿泉】の三盃幸一氏:富山県富山市「桝田酒造店」
【天狗舞】の中三郎氏:石川県白山市「車多酒造」
【常きげん】の農口尚彦氏:石川県加賀市「鹿野酒造」
能登の恵みを活かした酒造り
とにかく能登のものにこだわって酒造りをしているのですが、特にこだわるのは「米」。
無農薬無化学肥料の米を求めて地元企業と契約栽培を開始し、良質の米を手に入れています。そしてそれを100%自社で精米するというこだわりよう。
このこだわりが、米の旨味がしっかり出ている酒を生み出したのでしょう。
今回届いたお酒も、旨味を感じるとともにすっきりとした飲みやすさを兼ね備えているなという印象でした。
世界最高峰の食の学会で認められた四蔵の一つ
スペインで開催された 食の学会「マドリッドフュージョン」において、「獺祭」「真澄」「大七」に並び、数馬酒造の「竹葉」が選出されました。
マドリッドフュージョンとは、毎年この時期に開かれる
世界中のシェフが集まる世界最高峰の祭典であり料理学会元々は「世界一のレストラン」に5年連続輝いたエルブジの
料理長が「料理人の技術をシェアしよう」と始めたのがきっかけです。
出典:マドリッドフュージョン2015 – 日本酒業界 奥能登の最年少蔵元社長ブログ
海外での評価も高く、これからの世界展開が期待されます。
能登の耕作放棄地を復田させよう!
数馬酒造が支援しているクラウドファンディングプロジェクトをご紹介します。
農業人口の減少と高齢化により耕作放棄地が増加する中、それを再生させて有機栽培米を作ろうというプロジェクトです。
石川県能登の耕作放棄地を開墾し、おいしいお米で日本酒を造りたい!
能登を愛する若手2人が頑張ってらっしゃるので、ご興味がある方はぜひ支援にご協力ください。
支援すると、金額に応じて数馬酒造の日本酒や有機栽培米をもらえます。
日本酒の定期購入サービス「KURAND」は月1本こだわりの日本酒が送られてくるのですが、今月はいいやと思ったらスキップできるのが嬉しいところ。
気軽に始められるので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
KURANDが運営する日本最大級のお酒メディア「NOMOOO」でコラムを書いていますので、こちらもぜひご覧ください!