ケガの功名で生まれたお酒!?丸世酒造「もち米熱掛四段純米無濾過生原酒」

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今回は日本酒の定期購買サービス「KURAND」から届いたお酒、長野県丸世酒造の「もち米熱掛四段純米無濾過生原酒」をご紹介します。

とっても長い名称ですが、分かりやすくするために分解して見てみましょう。


もち米 / 熱掛 / 四段 / 純米 / 無濾過 / 生 / 原酒

・もち米
酒造用のお米「美山錦」を9、そして「ヒメノモチ」というもち米を1の割合で使っているそうです。酒造には適さないと言われているもち米を使っている日本酒は全国的に見てもかなり珍しいですね。

・熱掛
通常は蒸したお米を一度冷ます工程があるのですが、それを熱いまま醪(もろみ)に加えてしまうそうです。通常は本醸造酒でその方法が使われるのですが、うっかりミスで純米酒でやってしまったら案外美味しかったとのこと。まさにケガの功名ですね。

・四段
酒母へ麹と蒸米を複数の段階に分けて加えていくことを「段仕込み」と呼び、三段階で行われる「三段仕込み」が一般的です。このお酒はそれに加えて、最後にもち米で甘酒を造って仕込む「四段仕込み」になっています。

・純米
醸造アルコールが添加されていない、米と米麹だけで造られた日本酒のことを「純米酒」と呼びます。米本来の旨味を感じられるお酒になると言われています。
参考:おいしい日本酒に巡り会うためにこれだけは覚えておきたい2つのポイント

・無濾過
「炭素濾過」という雑味や色素を除去するための濾過作業をしないものを指します。酒本来の味を感じやすいと言われています。

・生酒
日本酒は通常、殺菌や味の安定化のために2回の加熱処理(火入れ)をします。この火入れを一度もしていないお酒は生酒と呼ばれ、フレッシュな味わいが特徴です。
参考:生ビールもいいけれど、たまには生酒はいかが?

・原酒
日本酒は通常出来上がったものに対して水を加えてアルコール濃度を調整します(加水)。これをせずに出荷されるものが「原酒」と呼ばれます。
参考:原酒を飲んでみよう!普通の日本酒じゃ物足りないというアナタへ

肝心の味はというと、上記の特徴から見て取れるとおり濃厚でしっかりとした味わいです。しかし後味はすっきり。煮物などによく合いそうな味ですね。アルコール度数が高いので、時折水を飲みながら少しずつ飲むと良さそうです。

「世の中が丸くなりますように」という願いを込めて

丸世酒造は創業明治三年、長野県中野市にある生産量が年間八十石(一石は一升瓶で100本分)の小さな酒蔵です。初代の関申七郎氏が「世の中が丸くなりますように」との願いを込めて名づけたのだそう。
こういった小さな酒蔵を知って、詰めたての日本酒が飲めるのもKURANDのおかげですね。
今後もこういった酒蔵を陰ながら応援していきたいと思います。

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